流れを大切に
2007年12月3日
家族写真を撮ってもらいました。
以前より尊敬していた都内にあるH写真館さんです。年賀状用もかねて。
店を早めに切り上げて家族と合流。
緊張しつつも電車にわいわい乗って到着です。日曜の夜六時というのにスゴイ混みようでした。
そんなご多忙のなかにもかかわらずにこやかに子供たちを和ませてくださり、こちらが恐縮するくらい謙虚に接してくださいました。
「どのように撮りましょうかね…」と一分間くらい静かな時間が流れ・・・。
その後はマシンガンのように大量のショットを間髪入れず撮られました(笑)。
すごすぎる!流れが止まらないんです。びっくりです。
よくありがちなのは「はいこっちを向いて」と声をかけてしまうパターン。
それでは写真が止まってしまいます。私も気をつけているんですが…(汗)。
しかし、こちらの先生は全く過去を振り返らない。ただただ現状肯定です。
どんどんシャッターを切っていく。時には空シャッターまで入れて。
そのうちに被写体の方が勝手に和んでしまいます。
そしてだんだん良いものが出来てくる。まるで時間や空間まで写し撮っているかのようです。
いいなあ、こんな写真家になりたい。
家族の自然な流れをこのように写し撮れたらどんなに素晴らしいでしょう。
帰りは美味しい中華を食べて久々の紹興酒。大満足の日曜日でした。
優秀写真アルバム賞受賞
2007年10月29日
「スタジオパパのこだわり雑記帳」も2周年になりました。そんな節目、でもないか(笑)、の時に嬉しいお知らせを頂きました。2007富士営業写真コンテストで「優秀写真アルバム賞」受賞です!
「いつかはフジコンで帝国ホテル」(上位入賞者が表彰される)というのが一つの目標でしたので、大変光栄であると同時に私なんかでいいのだろうかと戸惑いましたが、四年前からお客様のことを考え試行錯誤して作りあげた商品が、こんな形で評価されたという事が嬉しく感無量です。これもひとえにモデルのりんかちゃんはじめ、お客様のおかげです。ありがとうございました。
そのりんかちゃんママからも嬉しいコメントを頂戴しましたので紹介させていただきます。
「幼い娘の「今」を撮って欲しいと思いお願い致しました。自分ではなかなか上手く撮れない子供らしい表情や自然な仕草等をタイミング良く素敵に撮っていただきとても嬉しく思っております。初めて出来上がりを拝見した時は一枚に絞れない程、気に入った写真がたくさんありましたので、写真集にしてきただくことをお願い致しました。1才、2才と撮っていただきましたので、2冊を見比べてみることができ、娘の成長記録をこのような素晴らしい形で残す事ができたことに大変満足しております。本当にありがとうございました。」
写真集は組み写真ですので、時間の流れを表現するにはうってつけですが、反面、カット数にかまけてビデオのような流し撮りに陥りがちです。やはり一枚一枚がものを言いますし、短い時間の中でいかに力のある写真を撮り構成するかが勝負です。そのあたりをしっかり学べたのが先述のプロジェクトでした。諸先輩方にあらためて感謝申し上げます。
今後もますます頑張っていきたいと思います。そんなエネルギーをもらいました!
![]() 緊張しました~ |
![]() 同じ優秀写真アルバム賞の(右から)高知県 和田写真館 和田年晴さん、長崎県 うえのスタジオ 上野美樹さんと。なぜか娘も写ってます(笑) |
写真集のプロジェクト
2007年8月5日
僕の写真の一番の勉強の場は、PGC(ピージーシー。パイオニアグリーンサークル)という若手スタジオ経営者の集まりです。五年前からお世話になってます。
はじめはレベルが高すぎてついていけませんでした。しかし少しずつ写真や自分自身の考え方のハードルを上げていくうちに、集団に馴染めるようになり、今ではすっかり溶け込め刺激しあえる関係になってます。
その中でもっとも勉強になっているのが「写真集プロジェクト」という勉強会。年に数回撮影会を行い、次回までに写真集を作って、みんなで合評しあうと言うもの。綺麗なモデルさんも呼べてちょっと嬉しい(笑)。
昨年からは何と僕がリーダーに任命されてしまいました。責務が重い反面、ロケーションやホテル、行ってみたいスタジオなど、場所から企画ができて楽しい限りです。
よく一人のモデルに何十人もカメラマンが集まってる撮影会を目にしますが、ああいうモノとは少し異なります。常にモデルと一対一で向き合わねばならないのです。ものすごい緊張が伴うのと同時に、集中力と本番に強い度胸がつきます。
モデルさんもプロですから、素人相手でもそれなりの表情を出してくれますが、写真を生業としている人間達の熱意には必ずといっていいほど真剣に対峙してくれます。
「次どうしたらいいかな」とか、
「えっと………(汗)」と言葉につまったり、
恥をかく事もたくさん・・・。
けれどもそうして積み重ねた経験は何よりも変えがたい。その時冷汗をかいて偶然生まれた撮り方が、マル秘テクニックになる事もしばしば。たくさんの本番での経験が重要な引き出しとして生きているのです。だから勉強しあった後飲むビールはまた格別です。普段弱い僕もこの時は結構いけちゃいます(笑)。
そんな楽しい会から、毎年いろんな商品が生まれます。これからも新しい商品に挑戦をして、自分も変わり続けて行けたらなと思います。
自然光スタジオ
2007年7月6日
前回、「場所はどこでもいい」なんて書きましたが、スタジオの隅にちょっとした自然光スタジオを作りました。
すごいでしょ(笑)。
当スタジオを知ってる方なら、えっこんな場所で?と思うはずです。
写真どうですか?いいかんじですか?
自然光とは、太陽の光のことですので、文字通り自然な写真が撮れます。肌の質感、柔らかさがたまらなく良いんですね。
その他にも実は進行中のプロジェクトがあります。
異種の光線(ストロボ、蛍光灯、暖色光)による雰囲気の違ったスペースをつくろうと思っているのです。パシャっと光るストロボ撮影と違いカメラマンが動き回るのが特徴です。現在もちょっとずつ撮り始めてます。もしかしたらお客様の撮影の時に使うかもしれませんのでご期待ください(笑)。
来月はいよいよベビー&キッズ写真展です。川崎ルフロン10階で行います。たくさんのご来場お待ちしております。
場所はどこでも
2007年6月5日
ベビー&キッズキャンペーン、おかげさまで定員に達したので締め切りました。たくさんの応募ありがとうございました。今年間に合わなかった方、来年もやりますのでよろしくお願いいたします。
さて、いつものこだわりを書かせてもらいます。
写真って深いです。これが100点という事はありません。
一番大事なことは「自分のモチベーション」。気持ちが高まっていればワクワクした写真になりますし、逆であれば沈んだ様に写ってしまう。恐ろしいものだと思います。
その時の自分のレベルの表れでもあると気づいた私は体調管理をしっかりすべく、現在有酸素運動に励んでおります(笑)。といっても、ただ20分間走り続けるだけですが…(笑)。これをロケのない日に週三回行います。驚くほど血の巡りが良くなり、体力がついてきたと実感します。
次に大事と考えることは「与えられた条件の中で最大限の努力をすること」。
たとえ、天候が悪くても、一本のレンズしかなくても…。その中ででどこまで表現できるか。
機材や場所よりも画角、空気感、立体感…が大事と考えます。
ただ集中。
えっと思える場所でも、ドラマティックな構図に出会えるとまた楽しい。本当、場所なんてどこでも良いと思います。
まだまだ至らない所だらけですが、たくさんの良いものに触れ、本物が見抜ける力を身につけて行きたいと思います。
今年で17回目
2007年4月3日
ベビー&キッズキャンペーンを今年もやります。おかげさまではや17回目を迎えます。
この間、キャンペーンのスタイルも随分と変わりました。
今でこそ多ショット、セレクトは当たり前ですが、最初の頃はまだ私の父が一本のフィルム(大体10カットくらい)でじっくり狙って撮っていました。今思えば少ないショット数ですが、当時としては画期的で、普通1ポーズに2、3枚しかシャッターを切らない時代でした。それがたくさんフィルムを消耗し、しかもお客さんが好きなカットを選べると言う点が受けたようです。父と言えば、彼は笑わせ方の達人でもありました。子ども達にいつもお決まりのギャグをやり、大抵を笑わせられことが出来ました。病気で他界し一緒に仕事が出来たのは一年半ほどでしたが、その経験は私の一生の財産になっています。
その後、カット数はどんどん増え続けます。
カメラを小型化し、子どもをどんどん動かしたり、アングルを変えたり、寝そべって撮ったり…。
さらに5年程まえからはロケーションにも出かけるようになり、スタジオかアウトドアかを選んでいただけるようになりました。選択の幅が広がると同時にカット数も100カット以上にまでなり、選ぶのが大変になっております(笑)。
写真展も始めた頃は店頭に並べたり、近所の信金さんやスーパーさんでやったりと苦労の連続でした。しかし三年前からは川崎ルフロンで開催させていただけるようになり、大きな反響を呼んでおります。参加人数も当初の50名規模から100名、160名と増え、今では200名台を大きく越えるまでになりました。
「たくさんの人にみてもらえてモデルになったようだ」等喜びの声を頂いています。
どんな素敵な写真も飾らなければ意味がありません。ましてや子どもの写真は人を笑顔にする力を持っていると思います。モデル気分になったお子様やそのご家族、来場くださる多くの方々にその笑顔を見ていただきたく、キャンペーンでは「写真展を開催する」という事を一番の柱に、毎年開催したいと思っています。
詳細はもうすぐ発表しますが、撮影期間は例年よりちょっと長めの4月下旬から7月初旬まで。写真展もたくさんの皆さんに見ていただけるよう、8月の夏休み中の三日間にする予定です。スタジオとアウトドアともどもお子様の良いところを引き出しシャッターをじゃんじゃん切っていきますので、どうぞふるってご参加下さい。
狭いから一生懸命!
2007年1月24日
あけましておめでとうございます。
仕事がら、色々なスタジオを見学します。
大きくて広いスタジオ、自然光の入るスタジオ、ロケーションのできるスタジオ、素敵なインテリアに囲まれたスタジオ・・・。どれもウチにはないものなのでうらやましく思います。
しかし、本来設備は二の次ではないでしょうか。もちろん、スタジオも立派で写真もよければ最高です。ですが、一番は「こんな写真を撮って欲しい」という要望をかなえてくれる店かどうかだと思います。
見学した中では狭いところほど工夫していて上手いです。
「うわっ、ここでこんな写真が撮れるんだ!」と驚く事も多々あります。
反面、立派な設備があっても、その広さに甘んじて、平面的にしか撮ってないもったいないなと思う時もあります。
この違いは、フォトグラファーが極限まで苦労して研究しているかいないかではないかなと思います。一つの「卵」を撮るにしても、たくさんストロボを使って平面的にしか撮れない人もいれば、一つのライトでドラマティックに撮れる人もいます。
うちはどうか?
うーん、まだまだ研究が足りない(笑)。もっともっとできる事がたくさんあるはず。限られたスペースの中で無限の可能性を信じ、スタジオの撮影を突き詰めていく一年にしたいと思います。
あっ、もちろんロケーションも突き詰めますよ(笑)。
今年もどうぞよろしくお願いします。




